ざらざらしている
色の濃いガラスのように
ゆっくりと光を透過する
そのまわりを
黒い鉄の夜がふちどる
隙間なく、埋めていく
久しぶりに画集を買いました。アロイーズ・コルバス。二冊買って、一冊は彼女のスケッチブックを模した美しい画集。薄れた青い表紙の中は色の洪水。 「何か描いて」 「何を?」 「それじゃあ動物!」 「小さなワニの愛を描くわ」 小さなワニはまず一匹のサソリで、それからそのサソリはクレオパトラの頭部ーサソリの一刺しで死んだーを描きました。こうして小さなものが物語全体を導き出したのです。 アロイーズ 私の愛は蝶のように飛び去った の中ジャクリーヌ・ポレ=フォレルへのインタビューより |
AuthorWrite something about yourself. No need to be fancy, just an overview. Archives
October 2021
Categories |