山田七菜子さんの個展に行ってきました。
七菜子さんは相変わらず可愛く、こういちろうさんと仲良しでした。
いいなと思う作品を作る人はたくさんいるけれど、心が捻られるような作品を作る人はわずかです。心を捻られる。それは喜びというよりも痛みに近いものです。七菜子さんの絵にはそれがあると私は思います。初めて見たのは渡辺英司さんの企画された展覧会でした。電気の止められた古いビルが会場。光は屋外から入る薄明かりだけ。それでもその絵はとても鮮やかに輝いていました。小さな絵、女と男と、花と。げんしょくの油絵の具がねっとりと塗られた絵。側には彼女の書いた詩も添えられていました。絵というよりももっと心に近いところにある存在。何か。何だろう。確かにそれは絵なのだけれど、絵ではないと感じたのでした。初めて七菜子さんの絵を見て、それからしばらく私は絵が描けなくなってしまいました。
それくらいの衝撃でした。なにも感じない人もいるのかもしれません。けれどもきっと、彼女の作品から受信する人は確かにいて、やっぱりもうひとり身近にとても尊敬する絵描きがいるのですけれども、彼も昨日は七菜子さんの絵を見に来ていました。ふたりの尊敬する絵描きが話しているのを見ていて私は幸せでした。
痛みに近いそれを何故見たいと思うのかはわかりません。けれどもそういう人や作品に、会えることは本当に嬉しい。
来てくれたお礼にって、ひすいをもらいました。七菜子さんは石が好きだそうです。そのひすいのグリーンは、見ようとしなければ気付かないくらいわずかで、でもそれゆえにきれいな色だと思いました。
今回はより言葉の少ない抽象的な世界でした。
沢山のひとに七菜子さんの絵を見てもらいたいと思い、ここに書きます。
名古屋のGallery HAMで4月28日金曜日まで。
七菜子さんは相変わらず可愛く、こういちろうさんと仲良しでした。
いいなと思う作品を作る人はたくさんいるけれど、心が捻られるような作品を作る人はわずかです。心を捻られる。それは喜びというよりも痛みに近いものです。七菜子さんの絵にはそれがあると私は思います。初めて見たのは渡辺英司さんの企画された展覧会でした。電気の止められた古いビルが会場。光は屋外から入る薄明かりだけ。それでもその絵はとても鮮やかに輝いていました。小さな絵、女と男と、花と。げんしょくの油絵の具がねっとりと塗られた絵。側には彼女の書いた詩も添えられていました。絵というよりももっと心に近いところにある存在。何か。何だろう。確かにそれは絵なのだけれど、絵ではないと感じたのでした。初めて七菜子さんの絵を見て、それからしばらく私は絵が描けなくなってしまいました。
それくらいの衝撃でした。なにも感じない人もいるのかもしれません。けれどもきっと、彼女の作品から受信する人は確かにいて、やっぱりもうひとり身近にとても尊敬する絵描きがいるのですけれども、彼も昨日は七菜子さんの絵を見に来ていました。ふたりの尊敬する絵描きが話しているのを見ていて私は幸せでした。
痛みに近いそれを何故見たいと思うのかはわかりません。けれどもそういう人や作品に、会えることは本当に嬉しい。
来てくれたお礼にって、ひすいをもらいました。七菜子さんは石が好きだそうです。そのひすいのグリーンは、見ようとしなければ気付かないくらいわずかで、でもそれゆえにきれいな色だと思いました。
今回はより言葉の少ない抽象的な世界でした。
沢山のひとに七菜子さんの絵を見てもらいたいと思い、ここに書きます。
名古屋のGallery HAMで4月28日金曜日まで。